金澤町家を提供/利用したい

金澤町家情報バンク

[図: 金澤町家情報バンクの概念図]

金澤町家情報バンクは、石川県建築士会や石川県宅地建物取引業協会との連携による町家の登録物件の情報提供、修復事例を紹介するホームページで、登録物件は石川県建築士会が概要調査を行い、石川県宅地建物取引業協会が物件情報の提供や契約仲介などの支援を行っています。

金澤町家流通コンサルティング事業

金澤町家流通コンサルティング事業は、金沢市と関係団体等が連携し、金澤町家の所有者(オーナー)と購入・借家希望者(ユーザー)に対して必要な情報発信や助言を行うとともに相互の調整を図り、金澤町家の流通を促進する総合窓口サービスとして実施します。事業は、公募で選定されたNPO法人金澤町家研究会(事業者)に金沢市が委託して行います。

(1) 町家を「売りたい」、「貸したい」人へ

事業者は、オーナーの意向や現地の調査を行い、「売りたい」または「貸したい」とされる金澤町家の物件の掘り起こしを行います。掘り起こされた物件は、関係団体の推薦を受けた建築士による詳細な現地調査が行なわれ、平面図や建物カルテが作成され、流通物件として事業者の下に情報登録されます。その情報は、オーナーが希望すれば「金澤町家情報バンク」にも登録し、ホームページで一般に広く公開することもできます。

(2) 町家を「買いたい」、「借りたい」人へ

事業者は、金澤町家を「購入したい」または「借りたい」という人たちの情報も広く収集します。その情報は、ユーザー情報として事業者の下に登録されます。これらの情報は個人情報として厳しく管理されます。

(3) それぞれの思いを合致させる

事業者は、登録された流通物件の情報とユーザーの情報内容を十分考慮し、相互に条件の合うものについてオーナーとユーザーの間に立って調整を図ります。オーナーとユーザーの思いが合致し、売買や賃貸の契約に至りそうな段階になれば、関係団体の推薦を受けた不動産会社を紹介します。その不動産会社が契約まで責任をもって対応します。
(※不動産取引に係る手数料等の経費は、契約当事者の負担となります。)

金澤町家流通コンサルティング事業の体系図