2026年8月3日(月)
夏に日本海側沿岸部で吹く「あいの風」は、人々に心地よさを運ぶ風の呼び名です。
金澤町家情報館は金沢市の中心地にあり、海には面してはいません。
しかし、あいの風のような心地よい風を招く、先人たちの暮らしの知恵が息づいています。
その一つが「吹き抜け」です。
金澤町家は間口が狭く奥行きが深いため、家の中央に吹き抜けを設けることで、光を取り込み、空気の流れを生み出していました。
金澤町家情報館の吹き抜けも、建物中央の茶の間にあり、高さは約8メートルあります。
吹き抜けは、風を家の中に招き入れ、風通しを良くする大切な役割を果たしていました。
吹き抜けが高い為、外から見ると3階建てに見えるのが金澤町家情報館の特徴です。
エアコンのない時代、人々は自然の力を巧みに生かし、暑い夏を少しでも快適に過ごせるように工夫していました。
金澤町家に残る吹き抜けは、自然とともに暮らす知恵が今も受け継がれている証といえるでしょう。