2024年2月13日(火)
このたびの、「令和6年能登半島地震」により被災されました多くの皆様ならびに関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
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今回は金澤町家情報館にある面格子について…
面格子とは、木材を格子状に組み合わせて壁とするもので、実際にはその上に仕上げ材があるので改修後には見えません。
面格子は柱や梁と一体となりしなやかに横方向の揺れを吸収する役割を果たしています。
金澤町家情報館には、杉で作られた面格子(耐震補強壁)を8ケ所設置しています。釘を使わず変形のしやすさで地震の力を吸収し逃がす構造です。
ほとんど見ることができない、面格子(耐震補強壁)ですが、皆様に知っていただけるよう金澤町家情報館内に見えるように1つ設置されています。
また、金澤町家情報館では、冬になると雪の重みに耐えれるように蔀戸の外側に2つの面格子を嵌め込みます。
外から面格子の美しさを見ることができる冬の風物詩です。
ぜひ、ご覧ください。